意外と知らない実印の役割と使い方

実印は大切なはんこだ、失くさないように大切に保管しておかなければいけないものだ、というイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。成人した時に、社会人になった時に作ったり、産まれた時に親が作ってくれたものを持っている人もいるかもしれません。しかし「大事なものだ」という印象とは裏腹に実際には使う場面がほとんどないので、何のために作るのかよくわからない、いらないのではないかと思うかもしれません。若いころには使う機会はあまり訪れることはありませんが、年齢を重ねて、人生のさまざまな場面で必要になってくるものですので、どんな場面で必要になり、なぜそんなに大切なのか、そしてどのように登録や管理を行えば良いのかを知っておくようにしましょう。

どんな場面で使うことになるはんこなのか

実印が必要になる場面は簡単にいうと「大事な場面」といえるでしょう。不動産の取引、住宅ローンの契約、遺産の相続、生命保険や自動車保険の補償や賠償金の受け取り、年金を受け取る時といった、大きな金額のお金のやり取りが生じる場面や、公正証書を作成するとき、会社を設立するときの申請書類といった書類の信頼性が重要視される時に使うことになります。「この印鑑を登録している人が、確かにこの契約を結びました、お金を受け取ります、この書類を作成しました」という証になるのです。幾つものはんこを持っている人も多いですが、その中でも一番重要で、法律や社会上の権利、義務の発生が伴ってしまいます。これらの契約の際には、同時に「この印鑑は間違いなく本人のものだ」と証明できる印鑑証明も同時に必要になるケースが多いのも特徴です。

実印を登録するにはどうすればいいの?

まずは自分の居住している自治体に、はんこを持っていきましょう。そしてその印影(印鑑)で印鑑登録をしてもらいます。登録がされていなければ、見た目が立派なものでもただのはんこであり、不動産取引などの際には使うことは出来ません。この登録は自治体ごとに行われていますので、同一の自治体の中での引越ならば住所変更を行えば一緒に印鑑登録の住所も変更になりますので特に手続きは必要ありませんが、引越しをして居住する自治体が変わった時には、改めて登録に行かなければいけませんので注意しておきましょう。また、あまり使う機会がないからこそ気づかないうちに盗難されて利用されるケースがゼロではありませんので、引越しを行う時には廃止届の提出と印鑑登録証を返却しておくと不正に利用されることもなくなりますので、安心です。